飲食店の正しい販促方法!費用に対する効果を最大限にする方法!

飲食店お役立ち情報

「販促」「宣伝・広告」と聞いて、どんなものを思い浮かべるでしょうか?
折込チラシ・インスタなどのSNSの利用・ホームページやグルメサイトへの掲載。

数多くの販促を、ただやみくもに試すのは費用がいくらあっても足りません。
効果が全くなかったというのもよく聞く話ですし、使い方を間違えれば逆効果になることもあります。

佐々隊長
佐々隊長

ここでは「費用対効果を最大にする」ことをテーマに販促方法をご紹介していきます。

「販促」その前に!お店を繁盛させるための絶対条件

お店を繁盛させるための絶対条件。
それは目の前のお客様に本当に喜んでいただき、感動してもらい幸せを感じていただくこと。
一度ご来店いただいたお客様に「また来てみたい!」と思ってもらえるような店づくりができていますか?

せっかく高額な費用をかけて販促し、一時的に客数が増えても、その場その場でお客様を逃していてはいつまでたっても商売繁盛なんてありえません。
まずは「販促」を考える前に、商品・接客・サービス・店舗クリンネスなど全てを含め、お客様に
「感動」してもらえる内容になっているのか?を見つめ直す必要があります。

「感動」してもらえる内容というのは何も難しいことをすることとは限りません。
料理に限らず、今まで自分が培ってきた「経験・強み」を存分に表現し、お客様に喜んでいただくこと。
つまりは、ほんの少しでもいいから、お客様の「期待しているもの」を超えていくことです。
詳しくは下の記事をご覧ください。

▶お客様に感動していただける「商品力」を身につけよう!

飲食店の販促。結論から言うとホームページが一番大切

店長
店長

「パソコン苦手だからホームページはちょっと・・・」
「インスタやってるんでホームページなんていらないです!」
「ホームページ作成!?そんな費用ないよ!」

佐々隊長
佐々隊長

そう言われると思っていました!でも少しだけ話を聞いてください。
ホームページは、はじめはとっつきにくいかもしれませんが、思っているより簡単で費用もかからない販促方法なんです!

今の時代はホームページもメールを流す感覚で扱えるほど簡単になっています。
また、インスタなどのSNSとは全く性質が異なっており、SNSだけでは不十分なことをホームページが補います。
30~100万円が相場と言われているホームページ作成も、自分で作れば初期費用5000円。
年間わずか2000円で利用できます。
苦手意識や勘違いを取り除き、ホームページを積極的に利用することが販促成功の最大のカギなのです。

飲食店の販促にホームページが一番大切な理由

ホームページの一番の特徴はその「圧倒的な情報量」です。
美味しそうな料理の写真をはじめ、食材へのこだわり、店長の人柄や店内の様子など、グルメサイトにはないお店の本当の魅力を余すことなく表現することができるのです。
まずはそれを利用して「見たら来店したくなるホームページ」を作ること。
それができれば、次に「いかにしてホームページを見てもらうか」に取り組めば自然と客数アップの道筋を立てられるのです。

佐々隊長
佐々隊長

「こうすれば売り上げが上がる」という行動目標が立つので、あれやこれやと試す必要がなくなります。このやり方に絞りこむことで、時間と費用を大幅に削減できるでしょう。

SEO対策だけじゃない!ホームページをたくさん見てもらう方法

ホームページは作るだけで売り上げにつながる、というものではありません。
「いかにしてホームページを見てもらうか」という販促と組み合わせて、初めて効果を発揮するもの。
だから、作ってすぐに効果を出すことは難しいです。
「ホームページは育てていくもの」という意識を持って取り組みましょう。

検索数アップのカギ?!SEO対策は飲食店にとって必要か?

営業担当者
営業担当者

「ホームページの閲覧数を増やすにはSEO対策が必要不可欠です!」

ホームページに興味のある方や制作業者さんと話をしたことある方なら、一度はこういう言葉を聞いたことがあると思います。
SEO対策とは、簡単に言えば「いかにgoogleなどの検索サイトで検索されやすくするか」という対策。
本格的に取り組むとすれば莫大な手間や費用がかかるものです。

佐々隊長
佐々隊長

しかし「飲食店にとってSEO対策が重要か?」と聞かれれば、私は「一概にそうとは言えない」と答えます。
その理由は・・・

理由①グルメサイトなどに勝つ必要がない

飲食店にとって有益な検索
とは「大阪 居酒屋」のような範囲の広いビッグワードではなく「京橋 ○○店名」のようなある程度絞り込まれたスモールワードだから。

ビッグワードでの検索は、ぐるなびや食べログなどのグルメサイトが強すぎて、多少の対策では検索上位に表示されることは不可能です。
表示されたとしても競合も多く、またその場でお店を探している方が、運よく近くにいる可能性も低く、来店に結びつけることは非常に難しいと言えます。

それよりも、何らかの形で自分の店を知ってくれた方が、先ほどのようなスモールワードで検索したときに、検索上位に表示される方が何十倍も有益だと言えます。
スモールワードでの検索であれば、比較的簡単なSEO対策だけで、グルメサイトを超える上位表示も可能です。

理由②基本的に飲食店の商圏は狭い

コンセプト設計でターゲットを「大阪に住む人」とした方がどれほどいるでしょう?
ほとんどの方が最寄り駅や地域などの、比較的狭い範囲をターゲットとしているはずです。

店の前を通りかかる人や、近所に住む方がターゲットであれば、SEO対策に力を入れるより、看板や玄関先を印象に残るように工夫したり、チラシを配布したりする方が、よほど費用も抑えて効果のある販促だと言えます。
何らかの形でお店を知ってくれた人には、SEO対策はほとんど無用の長物となるでしょう。

できるだけ費用をかけずにホームページに誘導する方法

SEO対策が全く必要ないというわけではありませんが、そこまで神経質になることもないでしょう。
むしろ手間・時間・費用を考えると他の販促に力を入れる方が効果が高いです。
では他にどんなやり方があるのか?
正しいやり方を知っておけば、費用をおさえつつ効果の大きい販促を実施することが可能です。

方法①チラシからの誘導

チラシを一つ作れば、折込チラシ・ポスティング・店頭での手配り・周辺店舗への置きチラシなど、様々な販促活動ができます。
「紙のチラシの効果は薄くなった」と言われる時代ですが、使い方によってはまだまだ効果を発揮することができます。

佐々隊長
佐々隊長

効果のあるチラシを作るには「チラシ一枚に情報ひとつ」が原則です。

あれもこれも伝えたい気持ちはよく分かりますが、ひとつのチラシにキャンペーンやこだわり・店舗情報など何もかも詰め込んでしまうと、結局何が言いたいのかがはっきりしない物が出来上がります。
これではせっかく作ったチラシの効果は半減。
本当に伝えたい情報をドカンと掲載し、足りない情報はホームページを見てもらうことで補います。
逆に言えば、HPがあるからこそ情報を絞り込むことができ、効果のあるチラシを作れるのです。

そうしてチラシに興味を持った人がすぐにホームページを確認できるように工夫しましょう。
例えばホープページにリンクするQRコードを付けておくなど。
QRコードはネットで無料作成できます。

※ただし折込チラシは一枚につき印刷代と別に約3円の費用が掛かります。
ポスティングや店頭でのチラシ配りも、人件費がかかることを頭に入れておきましょう。

方法②インスタなど、SNSからの誘導

佐々隊長
佐々隊長

インターネット上でホームページは「城」に、SNSは社交場に例えられます。

はそこにあることで信頼と安心感を与えます。
ホームページはたくさんの情報で、来店することへの不安を取り除いてくれるものでもあります。

SNSは社交場。
多くの共通意識を持った人たちが集まり、あいさつや名刺交換する場と言えます。
ここで注意すべきはSNSはあくまで交流の場であり、宣伝の場ではないということ。
極たまになら、宣伝も効果があることもありますが、みんなが交流する場で「あれ買って!これ買って!」ばかり言う人がいれば距離を置きたくもなりますよね。
SNSでは美味しそうな料理の画像や、めったに手に入らない食材、ご来店いただいたお客様との記念撮影や、店で起きたちょっと面白い出来事の紹介など。
あくまでも宣伝ではなく「自分に興味を持ってもらえること」を優先して投稿するのです。
そしてSNSで興味を持ってくれた方が、ホームページを閲覧しやすいようリンクなどで誘導しておきしましょう。
もちろんSNSから直接売り上げにつながることもあります。
しかしそれは宣伝したからではなく、「強い興味を持ってくれたから」だということを覚えておいてください。

最近ではインターネットを使った販促として「youtobe」が最も注目を浴びています。
しかしこれもあくまで「自分に興味を持ってもらう」ために利用するのがポイント。
「いかにも」コマーシャル的な動画はさほど興味を持たれるものではありません。
SNSもyoutobeもホームページと組み合わせることで最大限の効果を発揮するのです。

方法③ご来店されたお客様にホームページを見てもらう

これは先の①②と性質が少し違います。
①②は「新規客獲得」にも有効的ですが、こちらは「リピーター作り」に特化した販促方法ということ。
ホームページの中に「また来店したくなる」仕掛けを作っておくのです。
例えば

①来店しただけでは伝わりにくい、お店のこだわりや店主の想いを知ってもらうことでよりお店を好きになってもらう。
②今週のお得商品やイベントなどを掲載しておき、「次来たら何があるんやろう!?」とワクワクしてもらう。

仕掛けを作れたら次は「いかにしてホームページを見てもらうか」
手法としては店内のPOPやショップカードにQRコードを付けておき、そこからホームページにリンクしてもらうのが一般的。
ホームページ限定クーポンなどと組み合わせれば、比較的QRコードを読み取ってもらいやすくなります。

方法④簡単なSEO対策をする

「ホームページは育てていくもの」とご紹介しました。
ここでいう「育てる」とはホームページへの投稿や更新を積み重ねていくという事を指します。
本格的に取り組むのはかなりの大仕事となりますし、専門知識も必要となります。
しかし飲食店にとって本格的なSEO対策はあまり重要ではありません。
「たった一つのこと」に取り組むだけで十分!
その「たった一つのこと」とは
【題名に「地域名+店名」を入れたページや記事をできるだけ頻繁に投稿する】ことです。
地域名は「大阪」という広い範囲ではなく、自分のお店が検索されるとしたら、一緒に検索される地域名。
例をあげれば「京橋で蟹が食べたくなったら海鮮居酒屋おどりやへ」
地域名や店名は無理に差し込むのではなく、自然な文章になるように入れてください。
後は題名と関連した文章を書き込むだけ。

しっかりと積み重ねれば「京橋 おどりや」と検索すれば、ぐるなびなどのグルメサイトよりも上位に表示されるようになります。
うまくいけば「京橋 海鮮居酒屋」などの検索でも上位に食い込んできます。

佐々隊長
佐々隊長

飲食店の多くはホームページよりもグルメサイトに力を入れているので、ライバルが少ないのです。

またホームページは色んな人に見られればみられるほど検索上位に表示される傾向にあります。
お金をかけたSEO対策ではなくても、上記①~④に取り組むことで強いホームページを作ることが可能なのです。

ホームページで「見られる」と並んで大切な「結果を出す」

「いかにしてホームページを見てもらうか」というのは、言い換えれば「いかにホームページへの入り口をたくさん作るか」ということ。
入り口は多ければ多いほど効果が生まれやすいのはイメージしやすいと思います。
では出口は?
結論から言いますと出口は「たった一つ」

佐々隊長
佐々隊長

それは「売り上げにつなげる」ということ。

ホームページを見てもらって「いつか行ってみよう」と思ってもらったとします。
「いつか」で、そのうち何%の方が実際に来店してくれるでしょうか?
残念ながら、人は忘れてしまう生き物。
「いつか」ではなく「今」行動してもらうことが重要なのです。

それを可能とするのが飲食店では「予約システム」ということになります。
『このお店良いな~』と思ってもらったら、すぐに予約できる
しかも24時間365日!

お客様
お客様

せっかく予約したかったのに定休日で電話がつながらなかった!

こんな機会ロスもなくせます!

飲食店にとって予約システムは絶対に欠かせない明確な出口です。
だからページ内でもはっきりと分かりやすい場所に設置する必要があります。
それと同じくらい重要なのが「簡単でわかりやすい」こと。
打ち込んでいただく項目は必要最低限のことだけにしておきましょう。

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