飲食店の開業資金っていくら?開業費用を安くする方法とは?!

飲食店開業

「飲食店をオープンしたい!」と思った時、真っ先に気になるのが「資金」のことでしょう。

店長
店長

いったい、いくらあれば安心してオープンできるんだろう?

まずは飲食店の開業にあたり、どの程度の資金が必要なのかを知ることが必要です。
資金のことをよく知り、しっかり計画を立てることで、資金に対する不安を解消していきましょう!

開業にかかる費用を安く抑えるポイント

開業資金を安く抑えるために思いつくことといえば

  • 内装工事をDIYする。
  • 家賃交渉や工事費用など交渉で安くしてもらう。
  • インテリア・厨房機器などは中古品を使用。

などなど色々な事が考えられます。
しかしいちばん大切なのは「資金を無駄にしないこと」

佐々隊長
佐々隊長

限りある資金をいかに効率よく使うか?がポイントとなります。

いくつか見ていきましょう。

ポイント①開業までの計画をしっかり立てること。

開業準備をなんとなく進めてしまうと、時間ばかりが過ぎ、結局目に見えないお金(空家賃、開業までの生活費など)が掛かってしまいます。
そうならないためには、コンセプト設計から開業まで、具体的に「いつまでに何をやる」というスケジュールを作ること。
そのためにもまずは開業までにやらなければいけないことをチェックしておきましょう。

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ポイント②こだわる部分と妥協する部分を整理する

初めてお店を出す時は、何かと色んなものにこだわりたくなるもの。
しかし、全てにこだわってしまうとお金はいくらあっても足りません。
だからと言って、何一つこだわることなく安く抑えることだけを考えては、お客様に支持されるお店にすることは難しくなります。
まずはコンセプトに基づき、こだわる部分と妥協する部分を整理すること
内外装費、設備費、備品費などの費用を抑えつつお客様に 支持されるお店作りを考えていきましょう。

ポイント③経験豊富な知り合いや業者のアドバイスやサポートを受けること

これが成功の一番のカギ。
新規店舗の立ち上げ経験や知識の無いまま、何となく進めることは非常に危険です。
中には成功する人もいますが、大半が大事なお金を無駄にしてしまいます。
経験豊富な知り合いがいれば、その方のアドバイスを受けて開業までの計画を立てることをお勧めします。
周囲にアドバイスをくれる知り合いがいないのであれば、開業までのサポートをしてくれる業者に依頼することで 無駄のない開店準備が出来ます。
ただし、業者によってサポートしてくれる内容、費用はかなり違います。
良く調べてから依頼するようにしましょう。

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ズバリ!15坪ほどの店舗で必要な金額は1000万円前後

この数字は日本政策金融公庫のデータによるもの。
居抜き物件の利用、内装をDIYするなどの工夫で400~500万円に抑えた例も数多くあります。
逆に飲食店といっても色々な形態があり、1,000万円あれば十分というわけでもありません。
あくまで一般的な目安としてお考え下さい。

飲食店開業にあたりまずは「何にどれくらいお金がかかるのか」を知っておきましょう。
資金の内訳を知ることで、「どこが節約できて、どこが節約できないのか」が分かります。

佐々隊長
佐々隊長

そうすることで資金計画がグッと立てやすくなりますよ。

開業にかかるお金:物件取得費用

物件取得にかかる費用です。

家賃の他に、「保証金・敷金」「仲介手数料」「礼金」「前家賃」
さらに居抜き物件は+「造作譲渡代金」「造作譲渡の手数料」がかかる場合があります。

物件取得費は家賃の約9~12か月分を見ておきます。家賃15万円であれば135~180万円必要ということ。
物件取得費は契約書に基づいて算出され、業態によって大きく異なることが特徴
各費用は交渉することで下げてもらえる可能性もありますが、可能であれば初期費用よりも「家賃」交渉が大切。
その場の費用よりもランニングコストとしての「家賃」の重要性は高いのです。

開業にかかるお金:工事費

工事費は、主に4つの項目に分けられます。
①建築工事費
内装の工事や厨房の設備を設置する費用ではなく、建物を建設するための費用。

②開発諸費用
建物建築工事をする際に必要な申請費用を指します。

③改装工事費用
天井や壁、テーブルや椅子、照明などの工事費用のこと。
おおよそは面積×坪単価で予算を算出できます。
目安としては

スケルトン:30~80万円/坪あたり・15坪であれば450~1200万円
居抜き活用:5~50万円/坪あたり・15坪であれば75~750万円

これくらいがかかる費用の目安となります。

④設備工事費用

空調設備、吸排気設備、給排水設備工事、ガス工事、電気工事、給排水工事、電話線やスピーカーの
配線工事などが挙げられます。
飲食店のコンセプトによって費用には差がありますが、一般的な飲食店の場合は1坪およそ10万円程度が目安です。

⑤厨房設備の工事費用
店舗の広さによって違いがありますが、新しい設備を導入する際には数百万円の費用がかかる場合があります。

開業にかかるお金:開業諸経費

開業諸費用は工事費用以外にかかる費用全般を指します
備品、什器、家具、音響、レジ、食器類、消耗品、初期仕入などにかかる費用です。
ひと月の売上予測の30~40%が適正。
売り上げ予測が180万円/月なら48~72万円が適正です。

個別に例を挙げると
食器にかかる費用・・・1席およそ2万円が目安
厨房で使用する備品・・・およそ100万円
ホールで使用するお盆や調味料を入れる備品・・・1つのテーブルにつき1万円程度が目安
メニュー・・・自分で作る場合およそ20万円、プロに依頼する場合には100万円程度が目安
レジの購入費用・・・およそ30万円
ユニフォームの費用・・・従業員1人につき2万円が目安

開業にかかるお金:運転資金

運転資金とは、手元に置いておくお金のこと。
手元に現金がなければ仕入れの支払いなどができなくなります。
特に開業初期は売上が予想より低くなることもありますので運転資金は非常に重要です。
運転資金の目安は家賃の10倍程度
家賃が15万の場合は150万程度の現金を残しておく必要があります。

開業にかかるお金:宣伝費用・求人費用

広告費は忘れがちですが意外と大きな金額が必要なこともあります。
特にホームページ作成する場合には約30万~50万はかかります。
その他グルメサイトに掲載したり、チラシを作成も考えると、50万円以上かかる場合もあります。

佐々隊長
佐々隊長

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開業に必要な1,000万円。では自己資金はいくら必要?

開業の必要な資金の平均は1000万円
しかし1000万円すべてを自己資金から出している方は全体の20%にも満たないのです。
多くの人が、自己資金プラス借入によって資金を調達しているのが現状です。

1000万円のうち借入が平均850万円であり、自己資金は300万が最も多いというデータになっています。

佐々隊長
佐々隊長

このデータによると、だいたい300万円くらい資金が貯まった時点でお店をオープンしている人が多いですね。

・開業資金の調達
各々の状況で調達方法が異なります。
担保などがある方は、どの金融機関でも比較的容易に借入することが出来ます。
担保などが無い方に関しては、

  • 日本政策金融公庫での借り入れ
  • 各金融機関で保証協会を利用した借り入れ

が一般的です。
先ずは、窓口で相談してみましょう。

▶開業資金の調達についてはこちらをご覧ください

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