飲食店独立開業の全て⑫「営業許可証」今日は保健所の現場検査の日

だしや開業奮闘記

前回保健所へ「営業許可証の申請」へ行ってから3日後の今日。
さっそく保健所から現場検査にきていただきました。

佐々隊長
佐々隊長

検査には立ち合いが必要ですよ。

調査の内容を簡単にご紹介

全ての調査内容は以下の通りです。

1.施設について
・施設は専用とし、家庭の調理場等と兼用しないこと。
また、営業の施設以外と明確に区分すること。
・調理場は使用目的に応じた広さで、十分明るいこと。
・調理場の天井は清掃可能で、床と壁の床上 1.5mまでは耐水性であること
2.設備について(調理場の中に次の設備が必要です)
・ 消毒器付き手洗い
・ 二槽シンク(双方に水道水と湯が出ること)
・ 湯沸し器
・ 食器戸棚(扉付きのもの)
・ 冷蔵庫
・ 調理台とプラスチックまな板
・ ふた付きごみバケツ
・ 換気扇と窓には網戸
・ 排水溝(又は排水口)
・ 放冷台(仕出し行為を行う場合のみ)
3.便所
・ 調理場とは完全に区画し、客が調理場を通らないで使用できること
・ 消毒器付き手洗い(タンク上の水受けは好ましくありません)

中でも特に気を付けたいのが

二槽シンク

二層シンク

シンクの双方に水とお湯が出る必要があります。
お湯は画像のように 二槽シンクの真ん中にひとつあればOKです。

排水溝

排水口

排水溝とありますが画像のような排水口で大丈夫です。

扉の付いた食器棚

忙しくなった時は「扉の開け閉めの時間ももったいない」と扉を外してしまう方がいますが、扉も必ず必要です。

「許可証の交付について」の発行

全ての検査に合格すれば「許可証の交付について」という書類がもらえます。

これが「営業許可証」の引換書となっています。
交付予定日になれば、この「許可証の交付」を保健所窓口に持参すれば
いよいよ営業許可証が交付されます!
この時、認印を必ず持参してください。


追記

後日無事「営業許可証」を取得してきました!


このブログは飲食開業までの現場の様子や、実際の開業までの道のりをリアルにご紹介するものです。
これから飲食店で独立開業を目指す方にとって、なかなか知る機会のない情報をご覧いただけます。

佐々隊長
佐々隊長

今回の出店は「飲食店っていくらお金がかかって、どれくらい儲かるの?」「こんな時どうすればいの?」など、あらゆることを検証することを目的としています。
何もかも包み隠さずお伝えすることで、出店・開業に関する不安を解消し、ほんの少しでも皆様のお役に立てることを願っております。

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